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ピティヴェアック (Pittyvaich) |
スペイサイド |
ピティヴェアックは、ダフタウン蒸留所の拡張工事のプログラムの一つとして、1975年にアーサー・ベル&サンズ社によって建てられた。いわばダフタウンの弟分に当たる。
敷地にはダラン川に沿った高台にあり、近くには有名なモートラック教会がある。この教会はもともと6世紀に建てられた古い教会(現在の建物は18世紀のもの)で、チャーチ・ヤードにはピクト族の造ったピクト石が残っている。ピクト族というのは、スコット族がやってくる以前にスコットランドにすんでいた先住民族で、文化や言語など、ほとんど何もわかっていない謎だらけの民族である。
ピティヴェアックのPittyは「ピクト族の集落」の意味で、ヴェアックはゲール語で「牛小屋」のことです。
ポットスチルはダフタウンと寸分違わぬストレートヘッド型のレプリカで、ほかの設備も熟成庫もほとんどが共通であるが、出来上がったモルトウイスキーは、ダフタウンとは全く性格が異なっている。
残念ながら1993年から操業を停止している。
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創業年:1975年 |
仕込み水:バリーモアとコンバリーズの泉 |
ポットスチル:ストレートヘッド型 |
初留釜x2基 再留釜x2基 |
ブレンド銘柄:ベル |
ゲール語:ピクト族集落の牛小屋 |
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オフィシャル |
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ボトラーズ |
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UD花と動物 ピティヴェアック12年 43/700 UD社が所有する蒸留所のモルトをシングルモルトとしてリリースしたことに端を発する「花と動物シリーズ」。自社が所有する蒸留所のウイスキーですので品質は折り紙つき。また、その蒸留所の特徴が分かりやすく現れています。
ダフタウン蒸留所の拡張工事プログラムの一貫として建設されましたが、蒸留所は1993年に操業停止。その後は試験的に蒸留が行われ、2002年に取り壊され、今ではストックしか残っていないシングルモルトです 。
シェリーの風味が強いが、酒質はミディアム〜ライト。ドライな麦芽と洋ナシのようなフルーティさが同居し、スパイシーでパフューミーなアフターへとつながる。
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モンゴメリー カスクプルーフピティヴァイック17年 [1990] MONTGOMERIE'S CASK PROOFPITTYVAICH 17yo [1990]現地よりサンプルを取り寄せ、スタッフによる入念なテイスティングにより1樽単位で輸入されたシリーズ。ラベルはモンゴメリー レアモルトシリーズと同一ですが、度数が異なりカスクストレングスでボトリングされている点が特徴です。
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ピティヴェアック[Pittyvaich] 1979 29年 ダンカンテイラー 700ml 50.2度 ピティヴィアックといえば、花と動物シリーズのシェリー系のフレーバーを想像する方が多いかと思いますが、この1979はリフィルカスクで樽香は控えめで、ピティヴィアックの資質が良く現れています。
リンゴ、ワックス、エステルといった軽やかな甘さは春向きで、日の照った果樹園を想像させます。洋ナシ、バニラ、ホワイトペッパーといった白系のニュアンスで、優雅で透明感のある味わいです。
色:緑がかったゴールド
香り:ワックス、レモンピール、リンゴ、バニラ、エステル、はちみつ、ミント
味:洋ナシ、アップルブランデー、はちみつ、ドライオーク、リコリス、ホワイトペッパー
1979年4月蒸留。
2008年9月199本瓶詰
CASK:.5640
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