|
|
ストラスアイラ (Strathisla) |
スペイサイド |
スペイサイドに位置する人口4,600人の町キース。この小さな町を流れるアイラ川を抱く20マイルに渡る広い谷(ストラス)に囲まれた場所に、ストラスアイラ蒸溜所があります。
創業は1786年。ハイランド地方に現存する最古の蒸溜所として、今なお優雅で美しいたたずまいが残されています。とりわけ外観を飾る双頭のパゴダ(アジアの仏寺の塔を思わせる屋根)は、蒸溜所建築における第一人者、チャールズ・ドイグの作品として有名。水車や石造りの建物とともに醸し出される印象は、この地を訪れる人々から「絵画のように美しい」と称賛されています。
蒸留所名によく登場する「グレン」はゲール語で「谷間」の意味。実は谷間を意味するゲール語はもう一つあり「ストラス」といる。違いは、グレンが狭い谷間を意味し、ストラスは広い谷間を意味する。ストラスアイラとは「アイラ川が流れる広い谷間」のことである。
ストラスアイラ12年を語る上で、忘れてはならない逸話があります。それが、水の妖精伝説。遠い昔から、ストラスアイラ蒸溜所の仕込み水の源「フォンズ・ブリエン」(ゲール語で「泡立つ泉」)の湧き水を汲み上げる井戸には、日が暮れると馬の姿をした水の精ケルピーが現れる、と言い伝えられてきました。
そして妖精は、蒸溜所の大切な水と井戸を守り続けてくれたとされています。今なお語り継がれるこうした伝説は、水にこだわるストラスアイラ12年をロマンチックに象徴しています。
ストラスアイラ12年の製法は、伝統を頑ななまでに継承しています。蒸溜所近くの泉から湧く澄んだ水を水車で汲み上げ、木製のウォッシュバック(発酵槽)で仕込み、大事に手入れされた銅製ポットスチル(蒸留釜)で石炭によって直火蒸留するのは、まさに昔ながらの製法です。
シーバスリーガルの核となるモルト原酒です。
|
創業年:1786年 |
仕込み水:フォンズ・ブリエンの泉 |
ポットスチル:ボール型、ランタンヘッド型 |
初留釜x2基 再留釜x2基 |
ブレンド銘柄:シーバスリーガル、ロイヤルサルート、100パイパーズ |
ゲール語:アイラ川が流れる広い谷間 |
|
|
|
オフィシャル |
|
|
ボトラーズ |
|
171
|
ゴードン&マクファイル ストラスアイラ 40年 43度 700ml シーバスリーガルの原酒モルトです。完熟リンゴのような香りと、なめらかな味わいがフィニッシュまで漂う食後酒向き。こちらのウイスキーはボトラーズ物で、ストラスアイラ蒸留所から出来たてのウイスキーを樽ごと買い付け、別の場所で独自の長期熟成を行っています。よって、オフィシャル(正規)のストラスアイラとはまた違った味わいがあり大変人気があります。
|
174
|
ダンカンテイラー ストラスアイラ1968 40年43.7% 700ml ロナックシリーズ 低価格の長期熟成ウイスキーとして多くの支持を頂いておりますロナックシリーズ
から40年熟成のストラスアイラが入荷となります。
ストラスアイラはスペイサイドの中でも「ザ・スペイサイド」と呼びたくなるよう
な卓越したバランスと華やかさが印象的で、シーバスリーガルやロイヤルサルート
に欠かせない原酒です。
このストラスアイラ1968 40年はジム・マーレーのウイスキーバイブルで92点を獲得
した逸品で、「ブリリアント!ワンダフル!」といった言葉で表現されています。
香りはバタースコッチタルト、塩気のあるペストリー、磨いたオークの床、木製の
マッシュタンで、蜂蜜をかけた焼き菓子のような程よい甘さが何層にもなって表れ
ます。余韻はバニラと甘い麦にすこしの塩辛さがあり、このウイスキーをさらに複
雑にしています。
|
176
|
ストラスアイラ 50年 40% - 700ml. G&M STRATHISLA 50YO 40% - 700ml.
ゴードン&マクファイルよりボトリング。スモールバッチ。
テイスティングコメント
色:茶色がかったオレンジ。
香り:フレシュでエレガント。スモキーで灰とリコリスの香りしばらくして塩味のきいたバターにキャラメルをあわせたものとマカデミアナッツの香りが現れてくる。
味:スモークと塩味の間でマイルドで同時に酸味のあるこげた木の味がしてくる。
フィニッシュ:フレッシュでモルトの香りとともに灰とスモーク臭も感じられる。
|
|
|
|
|
|
|