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グレンロセス (Glenrothes) |
スペイサイド |
グレンロセスの蒸留所は、スペイサイド中心部にある小さな町ロセスを流れるロセス川のほとりにあります。スコットランドのスペイサイドは、この地方原産で質の高い、独自のスタイルを持つシングルモルト・ウィスキーで知られる有名なエリアです。
澄んだ山の水がピートの上を流れるここスペイサイドの涼しく湿った気候は、熟成の過程で最も複雑でエレガントなモルトウィスキーを作り出します。そして、スペイサイドのモルトウィスキーならではのナチュラル・スモーキーな味を生み出します。
少量のピートを含んだスコットランド産の麦芽大麦をグレンロセス蒸留所に運び、粉にひき、もやし樽の中で熱い温泉の湯に浸します。温泉の湯は、近郊のグレン・ドゥーニーにある、グレンロセス蒸留所が所有する源泉から汲んだ湯を使用しています。
こうして出来た麦汁と呼ばれる糖質の液体を冷まし、ウォッシュバックと呼ばれる木製の大樽の中で冷まして醗酵させます。ここで出来たアルコールを、ユニークな形をした青銅のポットスチルで蒸留します。アルコールは2度蒸留しますが、2回目に蒸留したアルコールの「ミドルカット」だけを樽に詰めて熟成させます。樽材は主にアメリカ産オークを使いますが、スペイン産オークを使うこともあります。
出来たばかりのスピリッツを樽に詰め、蒸留所の倉庫に貯蔵し熟成させるのです。長時間かけて熟成させることで、ウィスキーがまろやかになるとともに、素晴らしい調和の取れた性質が生まれます。
グレンロセス蒸留所のモルトは、カティーサークやの原酒としても知られ、マッカランやグレンリヴェットとともに、スペイサイドを代表する蒸留所として高い人気を得ています。
蒸留所の所有社はハイランド・ディスティラーズ社で、同社はエドリントン・グループが70%、ウイリアム・グランツ社が30%出資して設立され、現在他にハイランドパーク、グレンタレット、タムデュー、マッカランがエドリントン・グループの傘下に収まっています。同蒸留所では、熟成の年数よりも熟成過程に重点をおいており、樽の選定を非常に重要視しています。スペインでシェリーの熟成に使用したアメリカンオークとスパニッシュオークの2種類の樽で熟成したモルトを95%使用していて、エレガントさと繊細さを生み出すために、ファーストフィル(新しい樽)とセカンドフィル(一度ウイスキーの熟成に使用した樽)のシェリー樽を組み合わせて選定しています。また水の品質にもこだわっていて、水源であるロセス川上流のドーニィ渓谷近くに位置する源泉周辺一体の土壌を所有し、徹底した水質管理を行っています。かつては12年もののオフィシャルボトルをリリースしていましたが、
「熟成の出来の良いヴィンテージのみを商品化する」
というコンセプトのもと、1994年に熟成年数ではなくヴィンテージのオフィシャルボトルをリリースし、以来数多くの秀逸なヴィンテージモルトを手がけてきました。そんな同蒸留所でも生産のメインはやはりブレンデッド・ウイスキーの原酒としての蒸留で、シングルモルトとしてボトリングされるのは、実に全生産量の2%のみと言われています。。
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創業年:1878年 |
仕込み水:背後の丘の上の泉 |
ポットスチル:ボール型 |
初留釜x5基 再留釜x5基 |
ブレンド銘柄:カティサーク、フェイマスグラウス、ブラックボトル |
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オフィシャル |
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グレンロセス セレクト・リザーヴ 43度 700ml ◆セレクトリザーヴの特徴◆
初のノン・ヴィンテージもので、いくつかの異なる年数の厳選された原酒をブレンドしています。
グレンロセスの最も基本的ともいえるフレーバーを表現すべく、アメリカンオークのシェリー樽と、スパニッシュオークのシェリー樽を1:1の割合でブレンドしています。
そこへ、ほんの少しバーボン樽のリフィルをブレンドすることにより、複雑味のあるバランスを持たせています。
◆セレクトリザーヴのテイスティング・ノート◆
外 観:淡いゴールド色 香 り:アメリカンオークのバニラ香ココナッツ、かすかなプラム 味わい:十分にモルトらしいフレーバーミディアムスウィートバニラとオレンジの風味
フィニッシュ:長くかすかにスパイシー
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グレンロセス [1994] 700ml 43度 ◆The Glenrothes [1994] Single Speyside Malt◆テイスティングノート◇色:淡いゴールド、クリアで輝きがある◇香り:フルーティ、トフィー、マシュマロのよう◇味:ソフト、フルーティ、レモンシトラス◇フィニッシュ:長く、ソフトでフルーティ
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グレンロセス [1973] 700ml 43度 ■The Glenrothes [1973] Single Speyside Malt■ボトリング年:2000年・色:濃いゴールド、透明で明るい・香り:芳醇、豊かな香り、アロマ、かすかなユーカリ香・味わい:豊でフルボディ、シトラス、オレンジピールの香味・フィニッシュ:長く、ミディアムドライ
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グレンロセス ヴィンテージ1975 700ml 43度 熟成年数 31年 瓶詰年 1975/2006 アルコール度数 43% 容量 700ml総ボトリング数3,708本。日本への入荷は120本のみとなっています。グレンロセスの限定生産ヴィンテージモノで、1975ヴィンテージです。リッチなフルーツ、シトラス、ナッティーさ、トフィーやバニラを感じられるそうです。
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ボトラーズ |
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グレンロセス ヴェリークラウディ 1997 40%-700ml 濾過を行っておらず、若いバージョン。最も自然体に近いグレンロセスと言えるかもしれない。
熟成8年
蒸留 1997.5.8
ボトリング 2005.10.6
樽 ホグスヘッド
462本限定
シングルカスク
ノンチルフィルター
色:麦わら色、淡い緑の輝き
香り:繊細で複雑。スモーキーで、すすのような香り。やがて、ういきょう、ジンジャー、リンデンの花。
味:濃厚、オイリー。スモーキー、スパイシー。シダの香りでリフレッシュされる。
フィニッシュ:長く、スムース。ミント。やがて石炭、樟脳。
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ウィルソン&モーガングレンロセス [1990]シェリーウッドフィニッシュ 程よいピーとの香りと味わい。
力強く、複雑ながらもバランスの良い味わい。シェリー樽の特徴がよく現れており、甘酸っぱさと香ばしい渋みを感じます。
後熟ながらシェリー樽熟成の個性を十分に、かつ気軽に楽しむことができる1本です。
地域 スペイサイド
熟成年数 14年
アルコール度数 46% vol.
容量 700ml
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グレンロセス 1996 "ダグラスマックギボン社" 容量700ml度数46.0%熟成年数11ずんぐりとしたオフィシャルボトルがおなじみのグレンロセス。ボトラーからも種々のボトルがリリースされていますが、どれも高いレベルでまとまったアイテムが多くポテンシャルの高い蒸留所。このボトルはやや軽やかなタイプです
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GM マクファイルズコレクショングレンロセス30年 G&M GLENROTHES 30yo30年もの熟成により、カドが取れ非常に丸みを帯びた口当たり。甘くメローな味わいは口の中で一気に広がり、ナッツやバニラのテイストを持った長いアフターへ誘います。熟成年数の割に価格も非常にリーズナブル。長期熟成入門にうってつけの1本です。地域スペイサイド熟成年数30年アルコール度数43% vol. 容量 700ml
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ハイスピリッツ グレンロセス 16年 ボトラーハイスピリッツカテゴリーシングルモルト地域スペイサイド容量700mlアルコール46%元々。ハイスピリッツ社はイタリアで伝説とされるボトラー、インタートレード社の流れを汲み、数々の伝説ボトルを生み出してきています。
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ダンカンテイラー グレンロセス1968 39年 ボトラーダンカンテイラー容量700mlアルコール48.2%スパイシー、ジンジャーテイスト。グレンロセスらしい高貴でピリッとしたアクセントをもつ高品質のスペイサイドモルト。「比類なきもの」コレクションに相応しい逸品です。
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