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グレンドロナック (Glendronach) |
ハイランド |
アバディーン州のハントリーの近くにあるグレンドロナックは、ちょうどハイランドとスペイサイドの境界線上に位置している。そのためスペイサイドに分類することもあるが、現在ではハイランドモルトとするのが一般的である。
田舎の地主の息子ジェームズ・アラデスによって蒸留所が建てられたのが1826年。彼のモルトは地元の有力貴族、第5代ゴードン公をすっかり魅了した。ウイスキーだけでなく、アラデスのこともすっかり気に入ったゴードン公は、彼をロンドンの社交界に連れて行きデビューさせた。舞い上がったアラデスはそのためウイスキーづくりへの情熱を失い、1837年に蒸留所を火災で焼失。その後再建されたが人手に渡り、1960年にウィリアム・ティーチャー&サンズ社が買収。現在はアライド・ディスティラーズ社の系列となっている。
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創業年:1826年 |
仕込み水:泉の水と敷地内の井戸水 |
ポットスチル:ボール型 |
初留釜x2基 再留釜x2基 |
ブレンド銘柄:ティーチャーズ、バランタイン |
ゲール語:クロイチゴの谷 |
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オフィシャル |
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ボトラーズ |
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ウィルソン&モーガングレンドロナック [1990] ポートフィニッシュ 46度 700ml イタリアはベニスに所在する1992年設立の新興ボトラー。
ワイン商としてスタートした1800年代から脈々と受け継がれ現在に至ります。
今日では兄弟経営者であるファビオ・ロッシとウォルター・ロッシにより樽が厳選され、『ウイスキーのキャラクターが明確なものをボトリングしていく』というポリシーの下、ノンチルフィルター&ノンカラーリングでボトリングされます。
また、現在では比較的目にする機会のある『マルサラフィニッシュ』も、ウィルソン&モーガンが初めて考案し製品化したものとして知られています。
ウイスキーファンの間では比較的手頃な価格でコストパフォーマンスの高いボトラーとして知られています。
2004年にボトリング。グレンドロナックの持つ甘さがポートの後熟の影響で非常にうまく引き出されている1本です。
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